めろんぱnの手記
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 ノートの片隅にあった話

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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないを映画館で見てきた。
安定して原作に忠実な内容で映像化でも、主題である花楓側の兄と妹の関係にフォーカスして編成された内容であることは変わらず、徹底した見やすさがあった。
一方、日付を字幕で出すほど映像的な演出はしないこと、会話や行動の合間に間を作ることがほとんどないことなどが忙しなく感じさせる。これは74分にまとめられている見やすさと引き換えになっている部分に思う。
内容について一つ退屈だったのは、原作でも思ったことだが、進路や通信制の説明の場面。花楓の目線としては自然で必要な描写であると理解はできる。作品の登場人物のコミュニティから考えれば、通信制を進める家族・周囲の思想は偏りではなく必然で、友人や周囲の反応も違和感を覚えるような内容ではない。しかし、全日制の普通校を通った人間からすると通信制という存在は自分目線で見たとき、認知と理解はできる程度で感銘を覚えはしない。この場面においては作品と私との感性のズレによって視点が浮いてしまった。これは私個人の問題で、どうしようもなく仕方のないところだ。
それ以外には満足しており、花楓が咲田に記憶にないかえでに対しての胸の内を吐露するシーンは気合が入っていて良かった。見たい画を見せてくれた。
作画もやたら良い動きをする手の演技や、立体感ある俯瞰等のカメラワークを含め少ないながらも画の見栄えを上げていた。また可愛さのあるキャラデザに対して思ったのは、やたら耳が可愛い。性癖ではなく。
全体として最近の他作品の作画からすると省エネであると感じてしまうことは否めないが、大きく崩れるシーンはなく安定していることが最も大事な雰囲気を崩さないことに繋がり、コンテンツ力を維持できる品質につながっているのだろう。
ちなみに辻堂のテラスモールにある109シネマズで見たため、作品内で今ある建物が登場する場面があった。わかっていても少しニヤついた。おそらくは同席の観客も同じ雰囲気だったろう。肌で感じた。
しかしまあ、74分は映画館の滞在には短いと思う。私は今回ポイントの無料券で見たので、料金についてのコメントはできないが。
次のランドセルガールも本は読んだので、映像を楽しみにしていよう。#映画 畳む

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■概要

インターネットで育った絵描き。些細な独り言、絵や見たモノコトの感想を書きます。第三者な視点が好きです。

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スポーツ観戦/ボカロ/ガジェット/オンラインゲーム/アニメ映画/ブルアカ/Vtuber(にじさんじ smc組)

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■自己紹介
98年生まれ日本神奈川県相模川の向こう側育ち。彼女いない歴=年齢。元アークスで漫研会員から会社員になった。

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